ビットコインなど仮想通貨が暴落・暴騰したときの対応策

f:id:fumilife:20171018232011j:plain

仮想通貨は暴騰と暴落がつきものです。

仮想通貨で暴騰暴落のタイミングで我々はどう行動すべきなのか、投資の鉄則ルールをもとに解説します。

 ビットコインなど仮想通貨が暴騰したときは、「噂で買って事実で売る」

「噂で買って事実で売る」という投資の鉄則ルールがあります。

これは仮想通貨では如実に表れますので、絶対に頭に入れておいた方がいいです。

仮想通貨のRipple(リップル)がSWELLという国際会議を実施しましたが、SWELL実施前後で高騰、暴落劇を繰り広げました。

SWELLでの高騰暴落劇を例にとって、「噂で買って事実で売る」について、説明しましょう。

SWELLは開始前からRippleがTwitterなどで、期待感を煽るような予告ツイートをしてきました。その中で、FRB(アメリカの中央銀行)元議長のバーナンキ氏が登壇することなどを発表したりして、投資家の間でうわさは広がり、期待値はどんどんあがっていきました。

そして、”SWELLではなにか価格が高騰するような重大な発表がなされるのではないか?”と投資家の間で期待感が高まり、将来的な価格高騰を期待してRippleを買う投資家が増えていきます。

こうして買い手が増えていくと、チャート上は徐々に価格が上がっていきますから、投資が投資を呼ぶ形でRippleが投資家の注目を集め、投資家からの買い圧力が高まります。

こうして、リップルの価格はぐいぐいあがっていったわけです。そして、いざSWELLの開催を迎え、事実となった時には、期待を超えるような発表はありませんでした。すでに好材料は織り込み済みになっています。

SWELL開催時には、期待値をベースに投資が投資を呼ぶ高騰をし、期待が実態を超えるレベルまでリップル価格が高くなった状態になっています。

もはやこれ以上好材料がないと分かると、噂の初期段階で買った人はすでに儲けが出ている状況なので利益確定しはじめます。

好材料は出尽くしている状況で、利益確定をする人がさらに加速的に増え始めて、相場はぐいぐい下がり始めます。

そして、チャートの急激な落ち方に焦って利益確定する人が連鎖的に増えていきます。こうしてバブルが崩壊していき、価格は大幅下落していきます。

良い噂のときは、「噂のできるだけ初期に買って事実で売る」ことが大切といえます。名言通り、噂だけで買ってると痛い目見ますよ!噂の初期でリスクをとって買った人にリターンが来るということです。すでに噂が広がっている状態では高値掴みになって暴落してしまうことすらあります。

仮想通貨は噂に特に敏感!

仮想通貨はまだ市場規模が小さいです。ということは、マーケットに参加している人の絶対数が他の金融商品に比べて圧倒的に少ないのです。

そして、機関投資家は本格的にはまだ入ってきていませんし、ほとんどが個人の投資家です。つまり素人が多いのです。

その結果、 ちょっとした噂でも価格に大きく影響していきます。

 

f:id:fumilife:20171018183824p:plain

こちらは、とある日のNEMの暴騰です。ブロガーがtwitterでNEMがビットフライヤ―に上場するのではないかという噂を流しそれに便乗してNEMが急速に暴騰しました。これはすぐにガセだという事実が判明して急落しています。

他の金融商品でブロガーの発言でここまで動くものはないでしょう。

仮想通貨は、「噂」にビビッドに反応しやすいのです。

噂を元にして、端に上がりすぎ、極端に下がりすぎ、を繰り返しやすいのが仮想通貨です。

ビットコインなど仮想通貨が暴落した時は「噂で売って事実で買う」

逆に、ネガティブな噂が立つときがあります。2017年秋にビットコインの中国取引所が閉鎖するという情報が流れたときのことです。

f:id:fumilife:20171018222031p:plain

噂ベースからほぼ確定情報になるにつれて、大きく買いたたかれました。

悪材料のときに売りがはじまると、恐怖が恐怖を読んでさらに暴落していきます。中国取引所のことをよくわかっていない人まで、この流れはやばい!と思って売り始めます。

そうすると連鎖的に売られていき、価格は大幅に下落します。しかし、その後急上昇しました。

なぜ急上昇したのでしょうか?

ひとつ理由としてあるのは、噂が事実として確定した段階で、本来のリスクよりも大きく値下がりしすぎてしまっていたからです。市場全体に恐怖が行き届いていたので、売られすぎていたということです。

ですから、悪い噂のときは、「噂で売って事実で買う」ということができれば、あとはかなり楽に余裕を持った運用ができるようになります。

これはつまり底値で買う、ということです。ただ、底値を判断するのは非常に難しいです。いくつかやり化を紹介しますので参考にしてみてください。

参考)底値を見分ける方法(作成中)

ビットコインなど仮想通貨暴落中の対処法

選択肢は3つです。暴落時ほど人が混乱するときはありません。対応が難しいですが、ここをどう乗り切るかが投資センスが問われるのだと思います。

1.全部売る

もっともポピュラーなのが早々に逃げるという方法です。

ただし、売りぬけたと思ったらそこが相場の大底。そこから反発して上がっていき、ホールドしとけばよかった!と後悔することも十分あり得ます。決断はお早めに。事前に損切りルールはしっかり設けることが大事です。

2.一部売る

これは個人的には結構懸命だと思います。最大の底値を見立て、仮にその金額まで落ちたとしても自分が精神的に余裕を持っていられる分だけはホールドしておき、それ以外はすべて売却してにげてしまうのです。

たとえば、一部売ったとしても、価格下落がさらに進むと、どこまで落ちるのかわからず怖くなって、全部売るという選択肢をとってしまうこともあります。もしこうなるなら初めから全部売っておくべきだったのですが、暴落は人を狂わせます。普通に起こり得る話です。

3.買い増す

これはいわゆるナンピンというものです。50万円で1BTCを買ったものがぐいぐい下がって30万になったとします。ただ、ここでもう1BTCを追加購入するのです。すると、1ビットコインあたりの勝ちは40万円になります。

※(80万円+30万円)/(1BTC+1BTC)

ただし、暴落時に買い足すというのはさらに下がった時には気が狂いそうになります。また、取り戻すまでに時間もかかるので、結局は、1や2の選択肢をとってしまい、大損するということも十分あり得ますのでご注意ください。。

4.ホールド

仮想通貨市場(特にビットコイン)は右肩上がりで上がっているのでこれが今のところ最も勝率がいいはずです。(今までは。これからは知りません)

ただ、いざ暴落の嵐に飲まれたときに手放さないでいられる強い精神力が必要になります。経験した方なら分かると思いますが、損失がどんどん膨らんでいく恐怖感やどこまで落ちるのか見当もつかない底なし沼感はとてつもなく大きいでしょう。

ちなみに私は、暴落時に買い増して、一部売って、結局全部売るという最悪なパターンで損失最大化をするという信じられない取引をしたことがあります。冷静に考えるとありえないのですが、暴落は人を狂わせます。。。

以上、ビットコインなど仮想通貨が暴落・暴騰した時の対処法でした。

参考になりましたら、はてぶやRetweetいただけると励みになります^^